他人三世代

マンションに住んでます。

そこから噴き出すブルーなシナリオ

担当はみーくん

 

近頃淵に立ってばっかの私だ。

 

何も書けないと抑うつ的な思考に支配され悪いビジョンしか浮かばない。

このままではまずいと思い死ぬ思いで学校に行き、恩師にも経過報告という形の相談メールを送る。

 

あの状態が長引くようなこと(締め切りに間に合わないとか)があれば一緒に暮らす人たちに多大な迷惑をかけるかもしれないとか考えるぐらいだ。

想像の私は生ける屍となり、何も出来ずにただベッドで腐り、枕を涙で濡らしている。

そして極めつけに、口癖は

「ああしんどいしんどい、しんど」

そんな奴とは暮らしたくない(笑)

 

冗談はさておき、まったく出来ないので仕事を探し始めた。

脚本が出来ないと価値を感じなくなり「せめて日銭を稼がねば……」という声が奥底からこだまし、しばしばこのような行動を取るのだ。

そしてその都度愕然とする。

「デキそうな仕事が、ない……!?」

悪いビジョンに支配された私は、無意識のうちに「悪くなるだろう」を連鎖させ脳内フィーバーさせている。

芋づる式に出るわ出るわ。

出てきたモノたちが語る虚構の物語はあたかも事実のようで、悪い感情が津波のごとく脈打ち、マントルからそれらと共に噴き出していく。

「……これがまた圧巻なんだよ!」

 

こら!