尊い味を覚えてからに
担当はみーくん。
不意にウニを食べてしまった。
いいんだろうか。
次にウニを食べるのは初稿を書き終わったであろう年明けのご褒美としての予定だったのに。
近頃、私がウニウニばっか言っていたので見かねた父が
「じゃあ食いに行くか」
と言った具合でちょっといい寿司屋に行ったわけだ。
美味いな…
私が味を覚えてから初めて食べた百円のウニより香りが桁違いに良い。
しかしなぁ、価格の差を考量すると百円のウニを何皿か頼んだ方が満足しそうな気もする。
このドケチ。
私は根がケチなので回る寿司やで「金皿」を頼んだことがない。そもそも金皿に乗っているネタの味が分からない(笑)
それがどうだ、ウニなんて頼んじゃって。
歳を取るのに比例し嗜好の単価が上がるのはいいが、収入は横這いの私だ。
不味いな…
この先「鮑」等、金皿級の味をどっかで覚えてきた日には「我慢」の生じる機会も増えるのだろう。
働けよ。