味覚とそれは似ていてほしかった
担当はみーくん。
ウニにハマってしまった。
今までウニなんか好きじゃなかった。
パック詰めにされた寿司なんかを親が買ってきてくれた際は、進んでウニを献上した程だ。
それが最近急に脳が昔それを含んだ時の記憶から、味や香りなんかを持ってきて、再び胃の腑に入れろと要求してくる。
スシローのウニ100円セールも追い風となり、身体の要求に従う。
うまい。
味覚が変わりナスやピーマン、トマトが食べられようになっだからと言ってウニだけは良さのヨの字もわからないつもりだったが、うまい。
高級品なんか好きになっても、基本は手の届かないもの。そんなもの好きになったって、気軽に味わえないんじゃフラストレーションの種でしかない。
ウニなんかはまあ歳をとれば勝手に味覚も変わり、私のように好きになる人もいるだろう。そう「勝手」にね。
本日はタルコフスキーの『ストーカー』を鑑賞した。
良さがイマイチわからない。
詩的表現を映画に乗せたタルコフスキー監督の映画なんかは、歳を重ねて分かるところもあれば、ある程度「知識」を蓄えないと良さを味わえない領域でもある。
みんなが「良い」というからと言って、無理に自分も好きになる必要はないが、それは今ではない気がする。
溜息。