ありがとうK先生
日誌を書く習慣がつきパソコンに向かう時間が増えたのを微笑ましく思う今日この頃。
先日、私の不注意から右手首を12針縫う怪我を負ってしまいお休みしている。
これじゃ字もろくに書けないし。「書いてなんぼ」と謳った矢先がこれだ。
ことの発端は私のささやかな気遣いから始まる。
我が家は玄関を開けると、かなり強い風が吹く。玄関からリビングに通ずる廊下には一枚扉があり、そいつが風で勢いよく閉まるほどに。
その日玄関を開けた時、同居人たちはまだ就寝中であった。それでもお構いなしに扉は閉まる。
「これはまずい、このままだと盛大に2人の休みを妨害してしまう」
既に身体は動いてた。
ダッシュで閉まる扉に向かって進む私。
閉まる扉に手を当て、音を立てまいとするが……
「バリンッッッッッ!!!!!」
手は、扉の枠を捉えず中の窓ガラスを見事に通過。
盛大に同居人の休みを妨げる異音と共に、飛び散るガラス片。
自損事故も良いところだ。
多摩総合病院のK先生の神がかり的な縫合により、奇跡的に右手は回復。
危うく利き手を変えるはめになるところであった。
縫合中、温厚かつユーモアに富んだK先生の素晴らしい点を語ってしまった。
心身の痛みに弱い私にとって、どれほどK先生の温かい人柄に救われたか。ありがとうK先生。