卒業
担当はみーくん。
通っていた学校の、村井さんの最後の講義。
終わってからの打ち上げに村井さんは来ないらしく(奴のせい)しょんぼりしながら鳥貴族へ向かう。
村井さんの講義を10年を受けていた先輩は、共に帰宅。
先輩は私的トリックスターだ。そんな人の後ろ姿と鳥貴に向かう私が重なり
「凄いここにいるべきじゃない気が」
と、トリックスターの行動力を羨んだ。
「村井さんと最後まで話したかったしなぁ…」
とぼんやりしていると夢か現か、村井さんとトリックスターの姿が。
有難い。
一足先に帰るという氏の跡を、今度は追って帰ることが出来た。
そこで「入子構造」の魅力や、作品に埋没してはいけない等々、氏の脚本に対する姿勢を知れたのは大きい。本当に貴重な時間だった。
それだけに氏が、講師をやらないという現実を受ける止めるのは中々困難だ。
しかし、教わったことを咀嚼する時間も必要。
作品に対して埋没しがちな私は、自分のための作品になりがちで、客観的な目、客の意識を忘れがちだ。
引いた目で作品を見ることができなくなることは、意図してお客さんを驚かせたり、喜ばせたりするメタ的視点の欠如を意味する。
バランスが大事だ。
先ずは指摘された通り安定した骨格を築けるようになるとこを目指して書いていかねば(笑)
本当に幸せな1年半だった。