おもえばもうにねんがたった
この記事はうちぴが書きました。
みーくんとねねりんの家にやってきて
2年が経った。
経ってしまった。
何もせず
2年。
うちぴの生産性のなさを責めないで……がんばるから……おねがい……
2年前。
彼氏に振られ、家をなくし、夜行バスで12時間かけて東京に戻ってきたうちぴ。
バスの中ではひたすら過去に戻る方法を検索していた。方法は意外と見つかった。
ただ無駄に泣いて、疲れて寝て、起きて、泣いて、疲れて泣きを繰り返しているうちに、バスは東京都内に入っていた。
新宿のバスタに着いたとき、思った。
「やっぱ東京サイコ〜〜〜!!」
生まれも育ちも東京なので、地方での暮らしなんて到底無理だった。
うちぴの甘々マインドは、田舎暮らしの辛さという現実を突きつけられてボロボロになり、東京に戻ってきて1年は本当に何もできなかった。
もともと馬鹿なので、死ぬほど遊んで暮らした。
みーくんとねねりんはそんなうちぴにいつも優しくしてくれた。すごいことだと思う。
気まぐれで就職しようと思って、2回マジな面接に行った。
1回目はエステ業界。
髪色を落とし、会社について調べ、面接の練習をした。友達にも手伝ってもらった。
面接当日、うちぴの暗い過去をカミングアウトし見事に重い空気を作り上げた。
それでも採用をもらった。
でも金髪にしたかったから、蹴った。
2回目はホテル業界。
給料が良かった。休みも多い。
夜勤はもともと辛くないタチだし向いていると思って面接を受けた。
すんなり採用をもらった。
でも研修が宗教っぽかったので蹴った。
その間、仕事はまともにしなかった。
派遣で保険会社のコールセンターで働いたり、キャバで稼いだ。
飲めない喋らない歌わない、シフトに出るだけの時給泥棒キャバ嬢として暗躍した。
そのうちに冷静さを取り戻した。
今のバイト(昼間)の面接を受けた。
暇そうだったし、楽そうという理由で入ったけど、本当に暇で楽なバイトだった。
夏から始め、冬を越そうとしたとき、バイトを増やすことを決意した。
今のバイト(夜間)の面接を受けた。
絶対に落ちたな、と思ったけど、面接30分後に連絡が来た。
店長がいい人で、楽しく仕事ができた。
そして今……
新たなバイトを始めた。
わたしが最もやらなそうなバイトをしている。
でも、なんか楽しい。面白い。素敵なお仕事だと思う。
精神が安定して、よかったな。
15連勤終わったので、やりたいことやっとできる