微笑ましい日
本日は私の誕生日らしい。
精神年齢と肉体年齢のギャップが開いていくことを実感する日でもあるので、私的には鬱々としている。来年か再来年辺りには精神が追いつくことを期待したい。まあどうでもいいけど。
この日は自分でケーキ焼いた。これだけ書くと寂しい奴に思われだろうが、焼いたのは自分のためではなく同居人のためだ。(これ本当)
誕生日の「贈り物」とは貰うものではなく、当事者から「おかげさまで」の意を込めて差し出したいという風に考え方が変わったからだ。
そのためこの日は三ホールケーキが並んだ。
同居人も焼いたためだ。なんて豪勢な。うちにはオーブンが一個しかないため、(しかもコンパクト)前日はオーブンの取り合いとなった。
微笑ましい誕生日。
こんなやり取りも楽しみの一つなので、私にはプレゼントが無数に降ってくると言える。
「もう……貰えません」
プレゼントで胃もたれするほどに。
うそうそ。プレゼントはいくら貰っても嬉しいものだ。恐らく。家に物理的に入りきらないほどプレゼントが送られてきたら困るが。
「……」
溢れんばかりの善意に窒息。
ちょっと皮肉で面白い。