ハレとケ
担当はみーくん
10月31日。
この日、私は渋谷にいた。
そう、この日はハロウィン。
私は学校の授業があったため仮装等はしていないが、街の様子は一変していてた。
人が多い。
当たり前だ(笑)
ハロウィンというよりは「コスプレ大会」のような雰囲気だった。レオンとマリオがすれ違う世界観だ。顔に塗料を塗っただけの高校生たちもいるようでなんでもありの場だ。
その世界観とは違うが、日本には「ハレとケ」という伝統的な世界観がある。
正にハロウィンがそれに当たるのだろう。
ハロウィンに来ている人は来ている人でそれを楽しみ、来ていない人は来ていない人で画面越しに頂上することでそれを楽しむ。「ハレ」は必要不可欠。
ハロウィンの渋谷は仮装をしている人が九割九分であり、日常と非日常が逆転する不思議な場だった。
しかし、勿論その非日常は「渋谷」限定であり、一歩電車に乗ればその世界も終わり、日常が待っている。
帰り車内で先の高校生と乗り合わせたが、その日日常を生きた人たちから冷たい視線を浴びたのは言うまでもない。
話はアメリカのハロウィン事情に飛躍する。
アメリカでは日本の比ではないほどに、どこもかしこもハロウィンにお金をかけ、家々はクリスマス顔負けの装飾で彩られる。
その経済効果は8000億とも1兆円とも言われている。
恐るべしハロウィン。
因みに邦画、洋画を合わせた日本の興行収入は2千億円ほど。
こう見ると意外と小さな産業だな。
頑張れ日本映画。