魔法の言葉
担当はみーくん。
ビルの一角にある飲食店で食事をしようとエレベーターに乗り込むと、先に小学生が二人乗っていた。
私は三階に用があったのだが、エレベーターは二階で止まる。
「ちょっと広すぎるよー」と小学生。
小学生の一人が二階で降りる。
エレベーターが三階に着くと何故か小学生の降りる気配を感じない。
「上にはフィットネスジムと託児所しかないぞ」
と内心思いながら飲食店へ。
途中お手洗いに行くと二階で降りた小学生が再びエレベーターに乗っていた。
もしやと思い、見渡すと…
「いた、かたわれ…階段の下なんて覗いてこいつら…鬼ごっこしてやがる(笑)」
公園がなくなり子供の遊びばが少なくなっていると聞いていたが、そうだよな、無いものはない公園が無ければ他の場所になるよな。
それにしてもそこまでして鬼ごっこしたいとは…恐るべし小学生。
やれやる場所が、やれ人が集まらないと、周りのせいにするやりたいこと症候群の人らに是非見せたい光景だ。
しかし、ビルの中で二人で鬼ごっこ…
このシチュエーションでは大の大人は中々楽しめきれないだろう。
周囲の目なんてなんのそのだ。
「ビルの中での鬼ごっこは他の人の迷惑になるから、公園を探しなさい!」
「でも公園狭いし遊んでたら、うるさい!って怒鳴られたの…」
また今度!